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ドクター・ドリトルのランドムRのレビュー・感想・評価

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)
3.0
動物と会話ができる獣医ドリトルは、最愛の妻をなくし、悲哀に暮れ、人間との関わりをやめ、動物のみと暮らす決意をした。それから月日が立ち、女王の病気をなんとかせよという命令のため、しぶしぶ動物たちと人間の社会に出る。そして、妻の死とも改めて向き合うことになる。

いろいろ詰まりすぎていて、中途半端にしかまとまっていない印象を受けた。まず、個性が強い動物たちは楽しく、見ていて楽しいのだが、物語の進展的にはドリトルの7つ道具的な形でしか貢献しておらず、彼らの努力がドリトルの成長にあまり跳ねかえっていない。

舞台がロンドンやら海上やら港町やらとあっちこっちに移動するが、その切り替えがやや唐突で、丁寧さに欠く。

一方で、カメラワークは良くて、ダイナミックなアクションや診察室とその外の会話の聞こえ方の切り替えなど、映像的に惹きつけるものはあった。

ポケモンっぽいけれど、いい要素があるだけに、ストーリー構成が物足りなくて残念。
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