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クワイエット・プレイスのnnmのネタバレレビュー・内容・結末

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

なんだこのラスト!!?wwwwwwwww
なにかしらホラーを観たくてえらんだ本作、ホラーというよりもスリルだったが緊迫感えげつなかったからこれはこれでよし。お産のあたりで心臓に負荷かかりすぎたのでひと段落してから水浸しの部屋に「何か」がまたいたときはさすがに一時停止してしまった。「クワイエット」というだけに90分中でもセリフは数えるほどだが、この家族が互いを大切におもい守ろうとしていることを伝えるには十分であった。表情が雄弁。なんでこんな時期に子どもつくっちゃったんだよ赤ちゃんなんて爆音の権化やんかってやきもきさせられたが、映画序盤で亡くなってしまった子にお母さんとお父さんはずっと囚われていて親ゆえの自責感とか後悔に苛まれていたから新たな子を身ごもることで贖罪したかったんじゃないかなと想像する。それはそれで別の問題が発生するともおもうが。中盤でお父さんとお兄ちゃんが森の中で出会ったおじいさん、あのひともおそらく大切な家族を失ったばかりで、自暴自棄になって雄叫びをあげた。この世界でひとりで生き延びているひとはけっこういるのかもしれないしひとりのほうが生存率高そうだけど、実利抜きにして大切な人を守ろうとしてしまうのが人間なんだろうか。異形と対比されることでどうしようもない愚かな人間らしさが際立つ。この映画はスリルを通して家族愛を描くことが真のテーマだったのかなという印象をうけた。お父さんは危険なときはいつも家族の盾となっていたからフラグビンビンすぎてたぶんしんじゃうだろなと想像していたけど、ラストはいろんな意味で予想外で笑けてしまった。お母さんの表情とライフルカチャッでここからはマッドマックスのお時間だぜって雰囲気になったもんだから。などなどいろいろふくめてけっこうおもしろかった。でも疲れるから二度は観れない。
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