さとし

ハンターキラー 潜航せよのさとしのレビュー・感想・評価

ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)
3.7
いろんなタイプのアクション映画を作り続けるジェラルド バトラー。今作では潜水艦アクションに挑戦しています。ジェイソン ステイサムやザ ロックことドウエイン ジョンソン同様アクションスターとしての地位を確立させステイサムのようなスタイリッシュさもジョンソンのような力強さはないもののある程度演技が出来てルックスがいいというわけでしょう。何となく全盛期のラッセル クロウと比較してしまいますね。いいですね。

まあ、でも今回は彼による暴力シーンは控えめで全てが潜水艦や他の兵士たちに任せてると言う感じです。ラストは建物を破壊してシムわけですからぶっ飛んでますね。

ちなみにこの作品は今年1月に全米公開されいつも1月に出る作品はあまりよくないという評判なんですが、今回は良かったのではないでしょうか?それにしても私は派手なアクションを結構見すぎて感覚麻痺を起こしてるような感じにすらなります。所詮は映画の中のできごとなのだとタカを括っていてこのジャンルに関してはあまり感じるものがなくなっってきました。

今作では潜水艦の内部の緊迫した様子やロシア大統領救出作戦など随所に見所はあるのですが、アクション映画の王道を行く展開で登場人物に感情移入をしたり凄さのようなものを感じませんでした。

しかし、その一方で女性の活躍が目立ちましたね。仕事が出来る女性が活躍する作品ということで今作はアクション映画は男性のものだったのが女性も楽しんでもらえるような作品になっています。

とはいえ、人が死んだりするのがいやとか銃撃戦が苦手という人にはお勧めできません。あと私の場合ですが、最初から見たにも関わらず途中何が起きてるのかがわからなくなる時がありました。1番わからなかったのはなぜクーデターが起きたのかということです。本当によくわからなかったです。あとゲイリー オールドマンはアメリカ大統領でないのなら何だったんでしょうね。オールドマンの「レオン」や「エア・フォースワン」での悪役ぶりのファンとしては非常にもの足りなかったです。

あと戦闘機がほんのちょこっとしか出てこなかったのは残念です。ですが、全体的に撮影面は良かったです。カメラの位置とか撮影方法とかは良かったです。あと何と言っても音が良かったです。映画館で見ると潜水艦がちょっとした水しぶきをあげる度に音が振動するみたいな感じです。椅子が動くわけではありませんが、背後から何かがやってくるような感覚です。その辺は素晴らしかったです。

まあ、こんな感じです。ちょっと物足りませんし、がっかりした面もありましたが良かったです。今後もジェラルドから目が離せません。
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