36年という時を経て実現したドッグファイト映画の金字塔『トップガン』の正統続編。トム・クルーズといえば最近の若いコからしたら『MI』なのかもしれないが、自分からしたらやっぱり『トップガン』のマーヴェリック(ピート)なんだよな。
奴こそThe・アメリ漢！
様々な栄光と後悔を背負いながら戦闘機乗りとしての自分を捨て去れないピート。未だ拭い切れない盟友グースの死への自責の念とその遺児との確執。ヴァル・キルマー演じるアイスマンとの彼の現境遇にもリンクした現実と虚構の枠を越えた友情。現在と過去に連なる人間ドラマの重みは歴史ある作品だからこそのモノ。昨今のハリウッド作品にはついぞ見かけることの無くなったラブシーンも安心搭載笑。
更に妥協を許さないスカイアクションが作品を盛り上げる。CGに頼らない本物だけが持つ鉄の塊の重厚さ、音速のスピード感とGの苛烈さ、アビエイター達の超絶テクニックが創出する画面はある意味まるでゲームの様で臨場感と没入感と爽快感のトリプルMAX。無印マクロス世代の自分は甲板テイクオフだけでもワクテカものなのだが、まさかのトムキャット登場にテンション爆アガリ！やはりトップガンといえばF-14、F-14といえばトップガンなのである。イヤッホーーッ☆☆☆
友情・家族・国家・勝利・愛・アメリカンジョーク笑☆☆☆ヤンキー(米)成分モリモリの良き時代のアメリカ映画アフターバーナーフルスロットル！！！
単体でも面白いが続編として出色の完成度の高さ。前作復習の上での鑑賞を激推奨。
こういうハリウッドを待ってました！！
