演じる人物と本人がほとんど区別できない映画をつくるのはスタローンとトムクルーズくらいのもの。
やがていつか戦闘機の操縦はAIに置き換わるという話が、映画におけるCGと重ねられる。でもそれは今日ではない(Not today)。
そこからは怒涛のアクション。
スタローンが、「昔のようにはいかない、だが俺は終わってない」という映画で人びとの心をうつのに対し、トムクルーズは圧倒的な「変わらなさ」を体現してみせる。
当たり前だけどトムクルーズも老いている、それでもスクリーン上でその「変わらなさ」をうっすらとした滑稽さとともに見事に演じてみせる。
この明らかに無理があるかんじこそがフィクションの力なんだと思う。
感動しました。
