よかった。
役者陣もみなすばらしい。主演の東出昌大もいいけど、三浦貴大、吹越満、渡辺いっけいなどもいい。
特に吹越満など、やせっぷりも含めてまじで歴戦の弁護士にみえる。反対に三浦貴大のむちっとしたかんじなど本当にその辺の「普通のひと」感がすごい。
この映画の視点や「未来の技術者のために」という意義には多いに賛成するし、大変面白い映画だと思ったが、やはり著作権侵害の「満えん」を想定していなかったというのは無理があるだろう。
そのことを責めたいわけでもないし、実際責められるべきでもないと思うが、だとしても技術者は作ってしまうのだという観点があっても、宮崎駿『風立ちぬ』のようなニュアンスがあって面白かったのではないだろうか。
とはいえ、まさしくそのことをめぐって人生を賭けた裁判をしていたのだから、これは無責任なレビューにすぎないし、未来のためにはこれでいいのだろう。
