トップガン(エリート海軍)で豊富な実戦実績があるのにも関わらず、昇進を拒み現場に居続けるマーヴェリック。彼には新たにならず者国家の基地破壊プロジェクトが任されるのだが、その選抜メンバーにはかつての親友にして事故死したグースの実の息子がいるのだった。
さて、本作は今年ベストなのはもちろん、古今東西探し回ってもなかなか見つけられない程の完成度を誇る作品である。
ドッグファイトの迫力が凄いとか、トム・クルーズや彼の乗っているバイクが格好いいなど、見所はたくさんあるが、やはり鍵となるのは「マーヴェリックとグース」だろう。
これを軸とした物語の展開は、「泣ける」とか「熱い」といったものをもはや超越している。
前作鑑賞無しでもよいという声もあるだろうが、個人的にはそれはナンセンスで、前作鑑賞は必須である。そこには家族を愛し、マーヴェリックに全幅の信頼を寄せるグースが描かれている。それを見ずに本作を見るのはあり得ないと思うからだ。
