このレビューはネタバレを含みます
『ケニー・ロギンスでタイムスリップ』
生徒が集まって、訓練して、作戦を行って、イェーイアメリカバンザーイ、っていう流れは同じなのに。
なぜ本作はここまで面白くなったのか?
本作が偉大なのは前作の構成をなぞりつつ、あくまでも前回の続きであることを見せつつ、新しい要素過剰な要素を足す、という続編映画の最適解を提示してしまった事に尽きのではないか。
例えばさ。
この作品に、「作戦は失敗しました」は当然無しだとして、「チームは全滅しました」とか「作戦は成功しチームも全員生き残ったけどトムは死にました」とか「作戦大成功全員生き残ったイェーイだけど実はこんな陰謀が裏で…」とかいう結末は全部禁じられてるんだよ?
それなのに何この満足感充実度。
正直第三幕の後、第四幕あるいは第三幕後編な展開に突入したのは本当に恐れ入った。
トニー・スコットが参加出来なかったのは本当に残念だったけど、これはやはり2022年に観られるべき作品だったよ（コロナ禍で延期になったのも結果的にみれば良かったのかも）。
今回は時間が合わず、割と普通の劇場でしかも吹替版での鑑賞となったが、いや字幕版と比べられないので、何の問題もなかった！ 画面に集中出来た！
トムありがとう!
（まあ俳優みんなを戦闘機に載せたのはやりすぎだと思ってるけどなw）
劇場（吹替版）にて。22.07.15
2022#010
