みりお

ヴィクトリア女王 最期の秘密のみりおのレビュー・感想・評価

3.5
過去レビュー連投📝
2020/10〜2021/1に開催された、明日海りお様が解説を務めるKING&QUEEN展に感化されたので、しばらく英国王室ムービー特集が続きます📽💓
(明日海さまの情感たっぷりのアテレコで語られる英国王室の歴史は素敵すぎて…😍💓
音声ガイドを片手に3周くらいしてました😍笑)

でもこれはあんまりハマらなかったかも…
ジュディ・デンチが醸し出すヴィクトリア女王の孤独感はさすがだったけれど、耄碌した老人の気まぐれに振り回される国家と税金のことを考えたら、どうもハマれなかった…🥺
アブドゥルは本当にヴィクトリア女王を尊敬していたのかもしれないけれど、でも名誉欲が人一倍強い人だったんだろうし、のし上がりたいという気持ちが0だったとは思えない。
孤独な老人の寂しさにつけ込んで、家や宝石や地位を得るなんて、詐欺と同じのような…
後にエドワード7世となるバーティは優秀ではない人物だとは知っていたけど、あそこまでアブドゥルを排除したいと思うほどに、彼の名誉欲はすごかったんだろう。
ヴィクトリア女王の孤独を埋める何かが必要だったという点では、王族の孤独はよく描かれていたかなと思います✨


【ストーリー】

1887年、ヴィクトリア女王(ジュディ・デンチ)の在位50周年記念式典で記念金貨の献上役に選ばれたアブドゥル(アリ・ファザール)は、英国領のインドから英国へ赴く。
夫と従僕がこの世を去って心を閉ざしていた女王は、王室のしきたりに臆することのないアブドゥルと徐々に絆を深めていく。


【キャスト・スタッフ】

*監督:スティーヴン・フリアーズ

イングランド出身🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿
1972年に『Gumshoe』で映画監督デビュー🌟
1988年の『危険な関係』ではセザール賞で外国映画賞を受賞し、アカデミー賞でも作品賞を含む7部門にノミネートされ、3部門を受賞しました✨
その後も何度かオスカーにノミネートされているのですが、監督賞の受賞は叶っておらず、なんとか獲らせてあげてほしいところ😭👍
主な監督作は『危険な関係』『ジキル&ハイド』『わたしの可愛い人 シェリ』『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』など。


*ヴィクトリア女王:ジュディ・デンチ

『キャッツ』でみりぺでぃあ記載済。
この方、もはや言わずもがなだとは思いますが、本当に知的なお役や威厳のある役も似合うのに、こういう少し耄碌したような役もうまいですよねぇ😣🌟
愛する人を喪って、誰も信頼できなくて、そんなときに自分を慕っている(ように見える)若き青年にぐらりとキテしまう役なんて難しいだろうに…
でも本当に恋する乙女の顔をするんだよなぁ😂✨


*アブドゥル・カリム:アリ・ファザル

インド出身🇮🇳
2004年から学校で演劇活動に明け暮れるも、大学は普通に経済学部を卒業したようです👀
その後2008年に『The Other End of the Line』でボリウッドの俳優デビュー🌟
興行的に失敗する作品に出ることも多々あるものの、身体を追い込んで徹底する役作りには定評があるようで、着々とハリウッドにも進出しています✨
主な出演作は『きっと、うまくいく』『ワイスピ/SM』『ナイル殺人事件』など。
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