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ヴィクトリア女王 最期の秘密のtottsunのレビュー・感想・評価

3.8
「ヴィクトリア女王 最期の秘密」🎬8
1887年、ヴィクトリア女王(ジュディ・デンチ)の在位50周年記念式典で記念金貨の献上役に選ばれたアブドゥル(アリ・ファザール)は、英国領のインドから英国へ赴く。夫と従僕がこの世を去って心を閉ざしていた女王は、王室のしきたりに臆することのないアブドゥルと徐々に絆を深めていく…
この時代のことあまり詳しくないけど惹きつけられる何かがそこにはありました。途中クスッとするシーンを交えたりしてるのでありがたかったです。
最初のジュディデンチの姿を見た時かなりのおばあちゃんになってしまったな…とつい思ってしまいました。
ベッドから起こされて侍女たちに服を着せてもらい…いつものルーティンで始まる朝は彼女は何だか退屈そうでずーっと不満顔。そのためか怖い人に見えました。けどアブドゥルに出会って彼がムンシ(心の師)になってから彼女の表情はガラリと変わり輝きが増すのです。
その演技こそ賞賛に値するものでさすがとしか言いようがありませんでした。アブドゥル役のアリ・ファザールは初めて知りましたが彼の演技は自然で笑った姿がとても爽やかでした。
人が欲や嫉妬にまみれた姿は悲惨ですね。でも何歳になっても学ぶ姿は素敵だなと思いました。
私的には☆☆☆.8かな。
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