先日の団地団のイベントにて、もうプッシュされていたので鑑賞。
めっちゃ面白かった!!
夢の国フロリダディズニーランドのすぐ隣にあるモーテルに住む親子が主人公。
シングルマザーのヘイリーと、娘のムーニーは収入が安定しないながらもたくましく楽しく生きている。
そこへ忍び寄る影。ヘイリーが定職につけずにいることが発端なんだけど。。
パーティーガールがそのままママになっちゃったようないつまでも楽しい女の子ヘイリーは、ゆるい喋り方の、時々イタイ感じのアメリカ人。
いろいろめちゃくちゃなんだけど、怒鳴ったり当たり散らしたりしないし、一緒に遊んでくれるし、最高にいいママしてると思った。
(『わたしがクマにキレた理由』のMrsXとは正反対のタイプ。)
そのモーテルだから住居禁止なんだけど、そこにいる人々は(おそらく低所得ゆえに)住み着いてる感じ。
時々別の部屋に引っ越したり、モーテルを変えたりしながら生活している様子が伺える。
そこに住んでる大人も強けりゃ子どももめっちゃパワフル!
つばで的あてしたり、アイスクリームをただで手に入れる方法を編み出したり、とりあえずチップをたかりまくったり。
生命力の強さにひ弱な私たち日本人の大人(人呼んでぴよぴよジャパン)はビビるはず。やっべえクソガキ。でもほんと可愛いんだなぁ。
腹を立てながらもこっそり見守ってくれる管理人。最初はブチ切れちゃったけど何かあったときにかばってくれる友だちのママ。
けっして裕福じゃないエリアだけど、まわりの大人たちがあったかくてとても人間らしいコミュニティを作っているのがいいなぁ。
消費社会の底辺って感じがアメリカっぽかった。収入があてにできないのに、出費が多そうな生活。
彼女たちが幸せになれますように。
この監督の前作『タンジェリン』のLAの感じもかなり好きだった!
引きで紫のモーテル全体が映るシーンとかめっちゃはえる!怒鳴る口のどアップとかも👍