ジャームッシュ製作総指揮で舞台がポルトガルの古都ポルトというから期待したんだが、微妙すぎ。
スタンダードサイズとシネスコ、16mmと35mm(時に8mm)を切り替えて過去と現在を行ったり来たりする試み自体は一見面白そうだけど、シネスコの時の画面がつまらなくて勿体ない。だったら、全部16mmスタンダードで撮ったらいいのに。
映し出されるポルトの風景は確かに好いんだけど、内容は要するに、ワンナイトラブの噺。
故アントン・イェルチン出てる映画ってあまり観てなくて、最初は画になる俳優だなと思ったが、どうもキャラクターが好きになれなくて、途中からキツくなってしまった。いくらなんでも女々しすぎる。一晩寝た女をいつまでも引きずる男って、映画にしたところでこんなにつまらないんだな。
エンドクレジットのSpecial Thanksにオリヴェイラとアケルマンの名前があったが、バカにするなと言いたい。
