プリンス

スリー・ビルボードのプリンスのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
4.2
結局エアコンが一番安いなんて、嘘ですよ、アレ。原発推進派の陰謀です。エラー出まくりの石油ファンヒーターで乗り切って見せます。映画通、プリンスです。
さて、前回のレビュー、スリーピングタイトとは関係ありません。スリービルボード。
公開中の映画ですから、慎重に忘れないうちにレビュー致します。
娘をレイプされて殺された、ミルドレッド母チャン。まあ、アメリカでは良くあることなんでしょうが、犯人が捕まらない事に腹を立てて道路沿いの広告看板を借りて警察の怠慢を訴える訳であります。これを良く思わない地元警察とのイザコザが勃発。アメリカンニューシネマ的な閉鎖的、差別的な空気感。今だにアメリカってこんな??
このフランシスなんとかって女優さん、ハレルソンも一緒に同じ雰囲気のスタンドアップて映画に出てましたね。基本的にこれ、たいして何も起きないヒューマンドラマ。導入部が重いテーマの割にミルドレッドがガッツあるダイハードババアなもんで、暗くないのが救い。退屈せずに観れる訳であります。グータラな奴でもどんなに嫌な奴でも、心の奥底には良心や正義感があったりして。捨てたもんじゃないよ。と、言いたいのでしょう。
実際は心底腐った奴、たくさん居ますけどね。失礼。
物語が進むに連れて、想像つかない展開とやり過ぎ感に、おい暴走ババア!それとこれとは話が別だろよ!おいババア!お前が悪い!と、自然とツッコミ入れる様になるとゆう、これはイイ練習になる訳であります。この終わり方は、狙い過ぎててなんだかあざといぞ!などと、超上から目線で思いましたが、わたくしのこうゆう姿勢が良くない訳でございます。
映画そのものは、いい雰囲気でなかなかの良作。オトナ映画としてオススメであります。
と、このようにネタバレしないように気を付けて書きますと、短文で収まるとゆう。本来の映画レビューのあるべき姿も思い出し、目から鱗でございます。あ、目ヤニだった。
それではまたそのうち!!
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