みい太郎

スリー・ビルボードのみい太郎のレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
3.9
題名がなぜか単純なのに
字面をみるとなかなか入って来なかった。
実は全く興味が無かったんです。
皆さんのレビューで見る気になった作品です。

すぐカッとなる情緒不安定な
お母さん。年頃の娘は母に悪態をついて…母もカッとなり最低な発言をした。そしてその発言が最悪な形で
現実になる。

強姦されて焼かれて殺された娘。

小さな街で警察権力に立ち向かう様に喧嘩を売る母。

強いんだよねー母の意思。
母も人間だからヤサグレている時に
娘に発した言葉でがんじがらめに傷ついている。
病気の人にも揺れる事なく責任を
追求する。それが娘の無念を晴らす為の犯人を見つける為の神意だと。

終始感じてた事だが…
捕まらないそんな酷い仕打ちをする犯人。

やっぱりそうゆう人種は一生外に出さないで管理してもらいたい。と人権活動家に嫌がらせされそうな事を
常に思ってしまう(^_^*)

マザコンの暴力クソ野郎警官。
バカなんだわー(苦笑^_^*)単純で。
サム〜っいい味だしてる〜表情からして嫌なヤツ。
でも単純だからこそ
1つのキッカケから強面母のヤサグレてぐるぐるまきの
気持ちにソッと触れる事ができた。

人間は見方によって変化する。
と、言う事を思い知る。

みんなそれぞれの気持ちや
問題を抱えてるけど…
辛い時に誰かが触れてくれた事で
救われる事もある。

自分も辛いのに憎いのに
必要であれば分ける事ができる。
アメリカの宗教観も感じた。

まるで男の人の様な強面母の
ラストの表情に救われたし(^_^*)
淡々と芝居してきた2人のラストシーンの余韻がとてもステキだった。
観てよかったです。

みなさんのおかげ。
みい太郎

みい太郎