久々に真面目な映画を観たなぁ。
じっくりしっかりぎゅっとして、余韻や間にすら無駄なく余さず最適な。
F・マクドーマンドがW・デフォーに見えて仕方ないのは置いといて(笑)
テーマは「許し」だろうか。
キリキリ痛むのに実は全編どこか優しい。
病みそうなのにいつもすんでのところで踏みとどまれる。
要所に流れる音楽はウザいほどに優しく、偽善、利己、驕り、皮肉、反動形成的な捻くれた精神はすべて、優しい風が吹いて為す術なく剥がされ落ちる。
この上なく良いエンディングだった。
サム・ロックウェルが良い役者過ぎる。
