「怒り」という感情の凄さを見せつけられた感じでした。
怒りをぶつけて、ぶつけられて、それでも戦うのはある意味では強いけど、ミルドレッドの場合はそうしないと自分を責める気持ちに負けてしまうというか…それしか選択肢がなかったのだとも思った。
私はディクソンがすごく印象に残っていて、きっと彼も「怒り」のパワーばかりが表面に出ていて、周りからも自分でもどうしようもないクソだと思い込んで、思い込まれてきたんだろうなと。
でも署長の言葉のおかげで自分の中の光に気付くことができた。
自分のことは自分ではなかなか気付けない、怒りに支配されていたら周りの味方も見つけられない。
あと、広告屋の青年はかなりすごい。ちゃらんぽらんなように見えて、怒りや恐怖をコントロールして人に接することができてて、すごいな～と思って見てました。
重い内容ながら、すごく引き込まれてあっという間に終わった。
ラストのセリフがすごく染みた…疲れるから何度も観たくなるような作品ではないけど、観て良かった作品。
