綾

ダンボの綾のレビュー・感想・評価

ダンボ(2019年製作の映画)
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ダンボがいとしくていとしくて、臆病で弱虫なところが愛犬と重なって尚のこといとしくて。開始早々ボロ泣きでした…笑
本当に “ちいさな弱虫が大切なものを守るために勇気を振り絞る場面” に弱い。人は自分のためには強くなれないけれど、大切な人のためならどこまでも強くなれるんだなぁ。かっこよかったよ、ダンボ。

アニメーションの方は未見で、そちらとの相違も気になるなぁ。もっと物悲しいイメージだったので、これはティムバートン効果?と気になった。

何より映画館で映画を観られて幸せだな〜本当に。
この春から社会人になり、ついこの間までの学生生活が前世のように感じる日々を過ごしていて。学ぶこと、刺激を受けること、新しいこと、いっぱいいっぱいの毎日で。久しぶりに映画館で映画を観られて、心底癒された。これからも時間をみつけて映画を観よう。やっぱり私にはこの時間が必要だ。

そして、今後の目標の一つが「自分の殻を破ること」。内気で臆病な自分を変えたい。内向的なことは決して悪いことではないし、むしろ強みでもあると信じているけれど(映画を観る歓びや豊かさだって内向的性格の賜物だから)、それでも私はもっともっと強くなりたい。逞しく、優しくなりたい。
そう願っている今、本作を観られて本当によかった。冒頭で「ダンボが愛犬に重なった」と言ったけれど、白状するなら今の自分自身にも重なった。だからこそ、臆病で弱虫なダンボの勇気にすごく力を貰えたよ。ありがとう、ダンボ。
なんだかとても思い出深い鑑賞になりました ^ ^
綾