ギズモX

ワンダーウーマン 1984のギズモXのネタバレレビュー・内容・結末

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

【彼らのうちに混じって来ていた者たちは激しい欲望にかられ、イスラエルの子らは再び大声で泣いて、言った。
「ああ、肉が食べたい。
 エジプトで、ただで魚を食べていたことを思い出す。きゅうりも、すいか、にら、玉ねぎ、にんにくも。
 だが今や、私たちの喉はからからだ。全く何もなく、ただ、このマナを見るだけだ。」】
【あなたは民に言わなければならない。
 明日に備えて身を聖別しなさい。あなたがたは肉を食べられる。あなたがたが泣いて、主に対して『ああ、肉が食べたい。エジプトは良かった』と言ったからだ。主が肉を下さる。あなたがたは肉を食べられるのだ。
あなたがたが食べるのは、ほんの一日や二日や五日や十日や二十日ではなく、
一か月もであって、ついには、あなたがたの鼻から出て来て、吐き気をもよおすほどになる。それは、あなたがたのうちにおられる主をないがしろにして、その御前で泣き、『いったい、なぜ、われわれはエジプトから出て来たのか』と言ったからだ。】
[民数記11章]

DCアメコミヒーロー、ワンダーウーマンが"人の願いを叶える"力を得た男と戦う話。
前作よりも好きな映画。

願ったことが本当に叶ってしまうドラえもんも真っ青な世界観をしていながら、レーガン政権時代に計画されていたスターウォーズ計画の亜種が劇中にでてきたり、人々の願いが叶ったことで最終的に『ウォーゲーム』さながらの核戦争一歩手前になってしまうなど、かなり風刺的な作品になっています。

今作のストーリーやヴィランとなる男はジムキャリーが神様の力を得る物語の映画『ブルースオールマイティ』に凄く似ている。
あの映画ではジムキャリーがみんなの願いを何も考えずに叶えてしまって、その結果、街で暴動が起こってしまうんだけど、この映画の中で起きたことはそれと重なって見えた。
車の渋滞をモーセのように分ける場面なんかソックリだ!

彼が悪の道に堕ちずに済んだことと、力ではなく想いの力で解決させたってのが、本当に良かったです。

続編でもあの鎧を着て欲しい!
いやホントマジサイコーだわ。あの鎧。

「自分の力でバージョンアップしな」
 ブルースオールマイティより

余談

ガストって1984年にあったっけ?
サロンパスはあると思うけどな。
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