まず、冒頭のひいくんの姿を見ていて、「あぁ、こういう、何やってるのかよく分からないけど、いつも姿を見かける人、いたよなぁ」と。
ちょっと飛躍したことを述べるが、ふと、落語で描かれる世界をも感じる。なんかよく分からないけど、地域の人たちに馴染んでいる、愛嬌のあるキャラ。
(しかし与太郎と言ってしまうには、彼はみんなの手伝いをよくやっていたり、すごく真っ当であることを言い添えておきたい。とはいえ、そういった愛されキャラが、自然に地域に馴染んでいるのがいい)。
在りし日の町の面影が次第に浮かび上がってくる。