2021年42本目。
文字通り縦横無尽なバイクアクションや最高のカーガジェットでテンポ良くワクワクさせてくれるアバンタイトル〜オープニングの流れは素晴らしい。
いくら何でも暗すぎるとはいえビリー・アイリッシュの主題歌も良い。
これは数度の公開延期を待ち侘びた甲斐があったぞと本気で期待したけれど、そこからラストまでずっと面白くない。とにかく脚本がお粗末。
変に展開をこねくり回して妙に小難しげにしているけれど、それ本当に必要??なシーンやシークエンスが多すぎる。
だからこんなクソ長い上映時間になるねん…。
サイコ感漂う悪役の不気味な感じやアジトの不穏な空気、ラミ・マレックの演技自体は良いのにこいつのキャラが何とも薄くてつまらない。結局、主義主張が全然分からないし、ボンドとの対峙シーンでは眠気すら覚えた。
15年続いたクレイグボンドの最期がこれとは非常に残念。これなら"スペクター"で終わらせておいて全然良かったのでは??
ただ既に散々語られている通り、アナ・デ・アルマスが演じるパロマの魅力だけは最高。彼女でスピンオフ撮ってくれ!