このレビューはネタバレを含みます
フェリーニの永遠と一日。
こういう空想的な映像や優しい狂気の話は好きだ。
個人的な勝手なイメージだけど、イタリアはヨーロッパの中でもやっぱり暖かい季候のせいか人生観とか哲学感が特有の俯瞰的な長閑さがある。
自分でも驚いたけどこれが初フェリーニ作品。(8 1/2は途中)
観る前から勝手に抱いていた詩的な映像作家というイメージ通り。きっと何年後でもすりこまれた映像だけが鮮やかに残りそうなセンス。
この頃のヨーロッパ映画、聖なる酔っ払いもだけどアフレコなのかな?内容と相まって益々独特の仕上がりになってる。
個人的には大好きなベニーニとマイケルジャクソンの共演は笑った。
でも地味にすごいのはマイケルの曲かけても映画が壊されてないところ。この監督にそれ以上の個性があるからだと思う。