さりさり

カランコエの花のさりさりのネタバレレビュー・内容・結末

カランコエの花(2016年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

とにかくエンドロールが秀逸。
これほどまでに響いたエンドロールは初めてかも。

保健の先生のなんと軽はずみなことよ。
あんな形の授業をして欲しいと、本人は望んでいなかったはず。
差別してはいけないと言いつつ、一番偏見した目で見ていたのはアナタでしょ、って言いたい。
保健室で、ただ話を聞いてあげるだけで良かったんじゃないの?

秘密を知ってしまったと落ち込む女子。
本当にその子のことを心配するなら、他の子にわざわざ口外するなよ。
なぜ名前を聞く?
なぜ名前を話す?
そうやって噂って広まって行くんだよね。

良かれと思ってやってることが、実は誰かを一番傷つけてる。
傷つけてることに気づかないまま、本当の優しさの意味を履き違えてる。
生きていくってホントに辛いね。

「あなたを守ります」という花言葉のカランコエ。
泣きながら、カランコエのシュシュを外した彼女の心がやるせない。

「守りきれなくてごめん」
それは悲しい青春の1ページ。
さりさり

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