このレビューはネタバレを含みます
とにかくエンドロールが秀逸。
これほどまでに響いたエンドロールは初めてかも。
保健の先生のなんと軽はずみなことよ。
あんな形の授業をして欲しいと、本人は望んでいなかったはず。
差別してはいけないと言いつつ、一番偏見した目で見ていたのはアナタでしょ、って言いたい。
保健室で、ただ話を聞いてあげるだけで良かったんじゃないの?
秘密を知ってしまったと落ち込む女子。
本当にその子のことを心配するなら、他の子にわざわざ口外するなよ。
なぜ名前を聞く?
なぜ名前を話す?
そうやって噂って広まって行くんだよね。
良かれと思ってやってることが、実は誰かを一番傷つけてる。
傷つけてることに気づかないまま、本当の優しさの意味を履き違えてる。
生きていくってホントに辛いね。
「あなたを守ります」という花言葉のカランコエ。
泣きながら、カランコエのシュシュを外した彼女の心がやるせない。
「守りきれなくてごめん」
それは悲しい青春の1ページ。