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カランコエの花のtoshiのレビュー・感想・評価

カランコエの花(2016年製作の映画)
4.0
LGBTと高校生達のお話。40分弱の作品なのにLGBTについて考えさせられる今作でした。

何故カランコエの花なのか・・・。それは今田美桜さん演じる月乃の言動によって明らかとなります。

ある日突然あるクラスにだけ行われたLGBTに対する授業。それがきっかけで、「このクラスにLGBTが居るからそんな授業が行われた?」と噂が広まります。後日「このクラスにLGBTの生徒は居ません」と先生が生徒たちに伝えますが、火に油の様に徐々に噂はエスカレート。
何故先生は突然LGBTの授業を行ったのか・・・。

LGBTは病気ではありません。でもなかなか理解してもらえないのも残念ながら現状です。
なのにこの先生は何を考えているのでしょう。しかも何故そんな授業を行ったのかを知ったとき唖然としました。自分でLGBTは病気ではないがそれが理解してもらえないと説明しているのにこの先生が一番理解できていませんでした。余りにも安易な行動に腹が立ってきました。
別作芦田愛菜さん主演の星の子のレビューにも書きましたが、若い先生なんてとてもとても人に人生を教える事なんて出来ないクソガキ同然です。
私も学生の頃若い先生から嫌な思いを沢山させられました。余りにも酷い先生には時間をかけて倍倍返し位の仕返ししましたけどw
人として育てる為人生の授業が出来るのは金八先生位です。あとダースペーター様が仰っていたソーリも。
因みに金八先生はトランスジェンダーである鶴本直と3B生徒を立派に卒業させました。

授業を受けたクラスにLGBTの生徒が居るのかはネタバレになるので書けませんが、軽視してLGBTを口にしたりするととんでもなく人を傷つけてけてしまうかもしれません。気を付けたいと思います。
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