現在公開中の『プラド美術館』でも触れられてた、ボスの「快楽の園」
沢山の不思議な生物と難解な描写、どこかエロティックなのに、ファンタジーにも恐怖にも感じるボスの代表作。
この作品に魅入られた人々が作品の細部に触れ、各々の解釈で読み解く90分。見応えたっぷり！
見る人によって、ポイントにするところも違うし、解釈も違う。
ここを沢山の動物で満ちた豊かな楽園という人もいれば、至る所でセックスしている無秩序の無法地帯という人もいる。
優しさを感じる人もいれば、畏怖の念を抱く人もいる。
わたしもこの映画を見る前は、個々の登場人物のキャラクター性や豊かな緑にしか目がいかなかったけど、よく考えたら裸の男女の性の乱れを感じるし、子宮や性器など、なんとなく性を感じるものをオマージュしてるのかな？って部分が見受けられる。
アダムとイブ、紅い実、神の子、生殖器。
一度でいいからわたしもプラド美術館で本物を拝みたい🙏
そういえば「快楽の園」をじっくりと写しながら、ラナ・デル・レイのGods & Monstersが流れてたのがすっごくよかった。
短いけどYouTubeでも観れたのでぜひ。
