ガブXスカイウォーカー

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

3.3
《あらすじ》
何の目的もなくただ漠然と生きている平凡な高校生・山本陽介(市原隼人)は、買い物の帰り道に美少女、雪崎絵理と出会う。 絵里は、チェーンソー男と遭遇した時からなぜかスーパーパワーを得て、それ以来死闘を繰り広げているという。 陽介は絵里を助けようと戦いに参加するが・・・・。

ヒロイン役の関めぐみは安倍吉俊の挿絵と似てないけど、かわいくて、演技もうまいし、アクションも決まっている(スタント併用しているけど)。アクション監督はパワーレンジャー、平成ライダー、GAROなどの小池達朗だけあって役者とアクションと特撮の融合は見事だ。夜の公園、プール、忍者村などを舞台にした大胆なバトルは迫力いっぱいである。ドラマも陽介と絵里が一緒に戦ったり、食事をしたりすることで、互いの距離を縮めていく青春模様は悪くない。これはなかなかの掘り出し物? 
と思っていたら、中盤からダラダラしてきて、バトルシーンも短くなってつまらなくなる。クライマックスではなんか陽介は吹っ切れて絵里との恋愛に生きる答え(?)を見出したようだけど、チェーンソー男の正体や絵里がスーパーパワーを得た理由は明かされないままだ。なんともガッカリな青春バトルミステリーであった。