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殺人者の記憶法のmasaのレビュー・感想・評価

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)
3.6
今年最後は、ソル・ギョングの演技が観たく観賞。
アルツハイマー病を患う連続殺人犯が、偶然出くわした殺人鬼の凶行を阻止しようとする話。
監督ウォン・シニョン。共演に名脇役オ・ダルスらが顔をそろえる。

かつて連続殺人を犯し、アルツハイマー病を患い、娘と暮らしているビョンス(ソル・ギョング)は、車の接触事故に遭った相手テジュという男と偶然出会う。
その異様な雰囲気から彼が殺人鬼であると直感したビョンスは、警察に通報しようとする。
だが、テジュが警察の人間であったことと本人が記憶障害ということで誰もまともに取り合おうとしない。
たった一人でテジュの凶行を食い止めようとするが、アルツハイマー病による記憶の喪失に苦しめられるビョンス。
そして、新たな殺人事件が発生して…

この役はもの凄く難しい役だと思うが、さすがの一言。
…しかし途中からソル・ギョングが大杉漣さんにしか見えなくなってしまったが(に、似ている…)、そこは韓国映画のよくアルアルな感じでご愛敬。

元連続殺人鬼VS現連続殺人鬼。そこに記憶障害という設定で、観ている方も視点を定まらせなく、疑心暗鬼にさせる手法は上手い。
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