たいてぃー

パパはわるものチャンピオンのたいてぃーのレビュー・感想・評価

3.6
主演、ゴキブリマスク役の棚橋弘至、「100年に1人の逸材」、「新日本プロレスのエース」と呼ばれるが、最近はオカダや内藤に押され気味で、本作と境遇が何となく似ている。原作は絵本で、見てはいないが、何か面白そう。
オカダ・カズチカが演じるのはチャンピオン、ドラゴン・ジョージ。ドラゴンと言えば藤波辰爾が浮かぶが、本作でも対決シーンで、ドラゴンスクリューを決める。この技は棚橋の得意技で、掟破りなんだけど、リスペクトってことでいいのかな。
ゴキブリマスクとタッグを組むギンバエマスク役に田口隆祐。ジュニアの選手だが、同様に最近は若手に押されてる。ギンバエの境遇を「オレは、ヒールしかできない!」ホント渋い。
あと、必殺技を別名で言ってるのもいい。一番のお気に入りは、ゴキブリマスクが放つ「ホイホイ・ブレード」。
と、プロレスのことばかり書いたけど、寺田心演じる息子との親子愛やこの子と仲里依紗演じるプロレスオタクの編集者の関係性も面白い。あと、編集長役の大泉洋。軽めのタッチなのに人間味が溢れてる。こんな役をやらせると、さすがに上手いね。