矢吹

バッド・ジーニアス 危険な天才たちの矢吹のレビュー・感想・評価

3.7
タイ映画。初めて見た。
今作で、自分の中のタイ映画の前提がお洒落に。かっこいいです。
この監督、そういう映画が好きなんですね。となりました。
演出、速度、音の使い方がとてつもなくいわゆるなオシャレ映画。
オシャレすぎて、たまに大げさな演出に見えてしまうほどカッコいい作り込み。いやいやいやいや笑。ってなる。総じて意外性がすごかった。
でもここでの、ハリウッドのような!っていうのが、果たして褒め言葉になるのかを考えると、目新しさは感じれなかったかなぁ。演出だけの話。タイ映画である意味を考慮すると尚更。演出だけの話。

ストーリーとしてはタイトルから天才たちの悠々自適な感じを想像していましたが、そんなもんじゃない。
天才たちが足掻いて、足掻いて、足掻く。なりふり構わず、現実と環境をぶち壊しに行く。アンド思ってたよりサスペンスより。
そして、こちらでは、タイの映画であるということがとてつもない相乗効果を生み出す。これが現実なのかと。キャラクターへの理解はめちゃくちゃできる。共感とかはできず。

ということで、これがタイ映画なのか。他のも見よう。
矢吹

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