こういう男の好敵手、そして友情もの、というと映画「ラッシュ／プライドと友情」のような展開に近いかな、と思ったらそれよりももっと個々に目を向けたシナリオ作りでした。
両者の子供の頃、そしてプロとしてのあり方、みたいなところを描かれていました。
なにより、”氷の男と炎の男”という邦題、副題が付いていますが、そこはありつつも底辺に流れる「テニスに向き合う真摯な姿」と言うのはこれは両者共通しているのかな、と映画を通して思いました。そしてそれを押さえ込むことに成功したか、はたまたそのままむき出しで来ていたか、というところで。
しかし今も全米オープンを観ながら、もしもこの時代にもビデオ判定、レビューがあったら二人ともどうなっていたかな～、とも思いました。
それでも後に友情を、と言うのはこれまたトップ選手だからこそわかり合えるところもあるのでしょうね。
