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判決、ふたつの希望のtottsunのレビュー・感想・評価

判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)
4.0
「判決、ふたつの希望」🎬10
レバノンの首都ベイルート。パレスチナ人のヤーセル・サラーメ(カメル・エル・バシャ)とキリスト教徒のレバノン人トニー・ハンナ(アデル・カラム)が、アパートの水漏れをめぐって口論を始める。さらに、ある侮辱的な言動が裁判に発展。これをメディアが大々的に報じたことから政治問題となり、さらには国中を揺るがす騒乱が巻き起こる。
以前TOHOシネマズシャンテで上映していて予告は気になってたけれどタイミング合わず見送っていた作品です。
まさかのイクスピアリにてキネマイクスピアリとして一週間限定で上映してくれるとは思っていなかったので嬉しかったです。
私個人は政治とかに疎いため当初心配でしたが、そういう人間にも分かりやすいように描かれていました。
途中目を覆いたくなるような悲惨な映像も流れて血や人の死が苦手な私ですかそこはどうにか持ちこたえられるようなものでした。
人の争いは小さなことから縺れ始まるんだなと思いました。
たしかに暴力はいけないことですが「口は災いの元」ということわざもある通り、本人は気軽なつもりで放った言葉でも容易く相手を傷つけることがあるということを改めて考えされられました。
自分は被害者だからとやり返していいのかと言うとそういうわけでもなく、冷静さっていうのは常に持ち合わせるべきものなのだ。とも思いました。
私的には☆☆☆☆かな。
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