ゆず

スパイダーマン:ファー・フロム・ホームのゆずのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

トム・ホランド版スパイダーマンにとっての通過儀礼はトニー(アイアンマン)だったわけで、盾と矛なら盾側のスパイダーマンが盾なりに世界のヒーローであろうと成長する話なのかなって。その葛藤と成長を高校生という年齢設定をうまく使って作品作ってくれてありがとうございました!!!

ヴィランのミステリオがハマり役。ヤバい奴。そしてヤバい奴の遺した言葉がとんでもない事態に。「人は信じたいものを信じる」の言葉がまさか次のスパイダーマンまで持ち越されることになるなんて。
早く次のスパイダーマンが観たい。

——
悲しいかな、作品の中で何度もトニーを探してしまった。迷い悩むピーターの背中を押してくれないか、と。
でももうトニーはいない。アイアンマンは救ってはくれない。
けれどトニーの遺した言葉や物が、人の言葉や手を借りてピーターに届く。
「そこにいない」という事がこんなにも「いる」事を伝えてくるなんて。


ああ今とてもエンドゲームが観たい。
ゆず

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