怖すぎてお母さんとジュリアンと一緒になって泣いた。
感動とか悲しみとか、感情が揺さぶられて泣くとかじゃなく、恐怖のあまり涙が出てきた。
DV男というよりもはやただのストーカー。夫が離婚調停でだらだらと御託を並べていたのが腹ただしい。
そしてジュリアンと父親の会話の緊張感。
ジュリアンは父親の怒りのスイッチを押さないよう、そして母を守るために嘘を重ねていく。
嫌悪感たっぷりのジュリアンの表情、父親の前で堂々たる演技。すごいんだけれど、これを子どもがしているのが悲しすぎる。
子どもにここまでさせる司法の判断には失望した。
警察もそうだけれど、いくら脅しや暴力を振るっていたとしても証拠が無ければ動いてくれないし、結局「何かが起きてから」しか動いてくれない。
DV加害者に親の権利はない
この監督の言葉が全てを物語っていた。