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ジョン・ウィック:パラベラムのKIのレビュー・感想・評価

4.1
冒頭のシークエンス誰が殺し屋なのか分からない状態とタイムリミットが迫っているなんとも、サスペンスフルな状況で、繰り出される革新的なアクション。
銃の解体・組立から発砲、ナイフの投げ合いやら、乗馬チェイスやら。キアヌのアクション魅せ方全てに感動して、殺しの手段がとにかく豊富で不思議と涙が出てきました。

中盤モロッコでは、ハル・ベリーの御登壇でバディアクション的な要素が追加され、犬の御登壇で犬と連携するアクションを流れるように見せられ眼福でした。レパートリーの豊富さに感心しました。

後半は寿司職人との一騎打ち、シリーズを追う身からしたらコンチネンタルホテルの戦場化は本シリーズのこれまで守られてきた《掟》が覆された展開に興奮し、更には、今後のシリーズの行方を想起され、シリーズへのカタルシスを感じざるを得なかったです。
こういったジョン・ウィックシリーズならではの殺し屋社会の描き方が好きです。
アクションをスマートに魅せながらも、シリーズ上のプロットをしっかり作っていく今シリーズには感無量です。

しかし、本作におけるラスボスを登場させてからはどうも普通のアクション映画になってしまった感が否めない。

が、やはり"アクションの美しさNo.1"次回作にも期待大!!
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