何たる無情。
運命は偶然か必然か?良かれと思ってとった選択ですら何かに悪影響を及ぼす、けどそもそも回避する余地などないなら後悔すら思い上がりかもしれない。向き合わされる不条理な運命に翻弄される家族、イスラエルの痛み。踊らされるばかりでなく人が制御できるものもあるはず。
息子の戦死の知らせ、そして誤報から始まる3幕構成、戦争という秩序なき極限の中で弄ばれ試される心。それは2幕目の戦地パートにも残酷な運命として訪れる。そんな抗う術のない状況に構いなく検問所を横切るラクダ、徐々に沈むコンテナなど反戦ってほど強くはないが鮮烈な印象を残す。
かなり厳しい視点やとは思うしイメージも先行してる気はするけど人間なんて小さくチッポケな存在なんやから〝汝、驕ることなかれ〟要するに寄り添い思い遣れ!なのかなw
3幕目のザワザワとか凄かったし観終わってからあれこれ巡らす面白さ。大好きです!
やっぱ運命に逆らい映画館行くべきやったw