NaokiAburatani

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。のNaokiAburataniのレビュー・感想・評価

3.7
「いやいや、いくつになっても怖えもんは怖えから!」な人のための映画。
前作見直してから行けば良かったと思うくらい所々忘れてたけど、偶然にも設定上登場人物達も同じだったからラッキーだった。
気にはならなかったけど、何か長いなと思って観賞後上映時間確認したら鼻水出た。そりゃ登場人物一人一人をここまで丁寧に描いてたら長くもなるわ。
この溢れでるラノベ青春ファンタジーホラー感はドリームキャッチャー思い出した。途中から俺は何の映画観てるんだっけ?という感覚久々だったな…唐突なシャイニングセルフパロとか笑うから止めてくれ。
マカヴォイがいつテレキネシスに目覚めて多重人格になるか、と期待していたがそんなことはなかった。あくまで、普通の大人が恐怖に打ち勝つのがいいんだけど、ちょっとアッサリし過ぎかな…
この映画の肝は少年少女達が大人になるってどういうことなのかを考えられることで、観れば社会人の大多数はどこかしら思うところがあると思う。中学生位の子達もいつかこの映画を観たことを思い出して…R 15じゃねぇか!どこら辺がダメなんだ?まぁ、あんなに沢山子供殺されてるの観たら情操教育に悪いし、何よりトラウマになるか…JOKERといいitといい真面目な道化師達の風評被害半端ないな…
しかし、あのクソッタレピエロの末期の台詞に若干とは云え切なくさせられるとは…スタンリーの手紙はもっと辛いけど、胸を打たれる。
ババァの造形、ムービングに画太郎先生を連想させたのは自分だけではないと思いたい。
元祖の方観てないから当時の技術でどこまで描かれてたのか興味が出た。CG技術が今ほどじゃないから逆に生々しくてピエロ恐怖症になる位やっぱ怖いんだろうな。画像検索したら昔のが不気味さ半端ないし。
これを機会にキング小説原作映画リメイクが流行るといいな。個人的には子供の頃震えながら観た「地獄のデビルトラック」を希望する。
2019-80
NaokiAburatani

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