これはちょっと私には合いませんでした…
まず、主人公の行動原理がわからない。
なぜそこまで殺人犯の捜査に執着するの?
過去に何かあったから?
そのバックボーンがまったく描かれないのでそうではなさそう。
手柄、名誉が欲しかった?
それにしては出世欲もない感じだったしピンと来ない。
一番疑問なのは、あの表彰式が男の妄想かのように扱われたこと。そうすると、すべてが妄想だとしてもおかしくないわけで。殺人も、部下、妻の死も。
結局、病的な妄想癖のある男が暴走した話に見えてしまう。そしてそれすら妄想だとすると、もはや物語として成立しない気が…。
むしろそうした方が私としては救いが見えて助かるけど、それはそれで観たかったものとは違っててスッキリしない。
既存作品に似すぎてる点も気になった。