怪怪怪怪物！のみるみるのネタバレレビュー・内容・結末

台湾ゾンビ（怪物）映画。今までに見たことないゾンビ映画。ぶっとんだ表現、メッセージ性のあり。

いじめられっこが怪物との戦いを通していじめっ子と仲良くなっていく映画だと思っていた。映画前半は。が、それは後半以降ストーリーを盛り上げるためのフリだった。

優しい心の持ち主だったはずの主人公。怪物を痛めつけるいじめっ子たちに対し、自分の血液を与えてまで怪物を助けようとする。が、後半はいじめっ子に復讐して皆殺しにする。それどころか、助けると誓った怪物までも殺してしまう。ラストはまるで人が変わったように学校テロ。
前半のおちゃらけた友情ストーリーは、ただのフリだった。最高。

ハッピーエンドともバッドエンドとも言い難い、爽快かつ後味の悪い、素晴らしい結末だったと思う。

見た目はゾンビだがしっかりと意志をもっている怪物を、彼らをただの怪物とみなすのか、人間とみなすのか、はたまた人間の方がむしろ怪物なのか、そもそも怪物か人間かという区別の問題では無いのか、と考えさせられた。

怪物は可愛かった。