このレビューはネタバレを含みます
サブタイトルの「妻」は
吉行和子のことだとばかり思っており
吉行和子に事件がふりかかる話だろうとずっと妄想していたのだが
夏川結衣のことだった。
脇役に徹してきた夏川結衣にスポットがあたり
2人の子供を含め、
他の面々にもきっちり見せ場があり、
その軽妙なやり取りを終始楽しめる作品になっている。
事件としては
2のようなある種の異次元的な事件はないし
離婚危機としては1と比べると結婚年数で重大度では負けるので
完結編としては
2よりもぶっ飛んだ展開でもよかったのではと少し思う。
「どうなってしまうのか感」が1や2と比べるとやや薄いので
夏川結衣が本当に離婚を決断しそうな展開にしてもよかったのでは。
結末で蒼井優の出産が暗示されていたが
4も想定されていたのだろうか。
次男。
一般的に考えれば兄貴の夫婦問題に口を出しすぎだと思う。
言っていることは正論だし、結果的にはよかったが。
蒼井優の言葉遣いだけが古めかしくやはり気になる。
もちろん、古めかしい言葉遣いの若い女性という設定ならば
あり得ないことではないのだが。
※2023.3 BS松竹東急。ノーカット。