ホテルのフロントクラークと潜入捜査官の話。
先日ガリレオリレーしたので今度はこっちのシリーズ。がっつりエンタメ寄りサスペンス。キムタク、年取ったけどまだまだカッコいいですね。
ごちゃごちゃ語れる程の予備知識が一切ないのですが、監督が鈴木雅之なんですね。記憶に新しいのは「ONE DAY」。「HERO」とかの人なんですね。この人の演出はクセがすごい出てるからすぐわかりそう。
連ドラONE DAYは、１クールで１日を表現するため情報がとっちらかっちゃって、ノイズだらけでそこまでじゃないって感想だったけど、本作はテンポもいいししっかりシェイプアップされてて間延び感もなかったから楽しめましたね。原作ファンはどう思うのでしょうか。
キャスティングも非常に豪華。存在感のある役者さんが数多く出演していたので、「安心」して観てられるという印象でした。
その分やられた感が弱いというか、よくも悪くもテレビサイズって感じで、頭一つ抜けた爽快感や感動はないかな。綺麗にまとまりすぎちゃって、サスペンスやミステリーのフェイバリットにはならなそうでした。先日鑑賞した「容疑者Xの献身」がよっぽど衝撃的だったのかな。
とはいいつつも、面のいい俳優·女優のオンパレード。小気味良く展開していくストーリーと「ホテル」と「刑事」のクロスオーバーの意外性と親和性。損はしないクオリティからの安心と安定がそこにあります。
変に構えないで観れる、娯楽に特化した邦画としてはオススメの作品。続編も挑戦しますね。
2024年 35本目
