ストーリーは事件の本筋に加え、別個でいくつかのエピソードにより構成されているのだが、個々のエピソードが弱い。そしてそれぞれ関連性も薄いので見応えがあまりなかった。オチも犯人の動機を含めイマイチ。また、設定にもどこか無理を感じてしまい、終始楽しめなかった。
山岸の「ルールはお客様が作るもの」という台詞が代表されるように、良くも悪くも日本のサービス業、“おもてなし”の姿勢はあまりにも高く、もはや過剰ともいえるサービス精神には考えさせられるものがある。
現在、フジテレビでは往年の名ドラマ『PRIDE』が再放送されているが、本作とのキムタクを比べるとやはり時の流れを感じる。もちろん歳と共に渋さや味がでてきているのだけど、キムタクも歳とったねえ。
