さとし

マスカレード・ホテルのさとしのレビュー・感想・評価

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)
3.7
この映画の最大の謎は殺人事件でも生瀬さんの木村さん弄りの後の展開ではなく明石家さんがどこで出てきたかです。なんとなく帽子の人かなとか殺されたあの人かなとかいう予感はしています。「ウオーリーを探せ」並みに難しいかもしれませんね。そういう遊び心のある作品としてはいいのでしょうけど木村さんがほとんどの長澤さんや他の出演陣に重い荷物をせよわせてる感じですね。演技してるうちに入りませんね。他の方は演技してる感じですね。「検察官の罪人」も思いましたが、木村さんじゃない人たちが頑張っていて本人はアイドルという仮面を被りっぱなしですね。長澤さんの方が頑張っていた感じですね。それにしても明石家さんはどの役だったんでしょうね。そっちの方が気になります。

東京都内で不審な連続殺人事件が発生し、その現場に残された暗号から次に予告されたのはホテルでした。破天荒な刑事・新田(木村 拓哉)ら数名の刑事がスタッフに扮して第4の殺人を未然に防ごうとしますが、新田の教育係として任されたのは山岸(長澤 まさみ)という女性従業員に注意されてばかりの新田でした。ホテルに来る客じゃなかったお客様は仮面を被り決っして本性を見せようとしないまさにマスカレード ホテルだったのです。

主演の木村さんはほとんど演技してません。新田という役に消えるわけでも
何でもなくキムタクとして見てしまいます。トム クルーズと比べるのも何ですが、ほとんどの人がイーサン ハントではなくクルーズとして見てるのと同じような感覚です。長澤さんは今回は良かったです。キリッとした感じと捕まった時の感じの表情のギャップが役者だなと思いましたね。常に客のこと
じゃなくお客様の事を考えてるのですが、それにも隙があります。その他
渡瀬さん、石橋さん、前田さん、松さん、菜々緒さん、笹野さんそして、小日向さんと豪華俳優陣が集結しています。それにしても明石家さんは・・・もういいですね。

監督は「HERO」を手掛けた鈴木さん、音楽は佐藤さん、撮影は江原さん、脚本は岡田さん、原作は東野さんです。好きなシーンは木村さんが生瀬さんにいじられるシーンたち、長澤さんが前半で殺されかけるシーンなどです。

ただし、ちょっと誰が犯人というのがわかりやすかったですね。というか前半で完全に狙ってますからわかりやすかったです。あの人しかいないでしょうね。しかし、逆恨みした相手は読めませんでしたね。そうそう生瀬さんの”どうして殴ってくれないの”は意味不明でしたね。何だったんだろうという感じです。あと新田は帰国子女だったのに一言も英語を話してませんね。

いずれにせよ雰囲気を楽しむという意味ではいい作品でした。
木村さんの挑戦は続く!
さとし

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