マスカレード・ホテルのパンパンちゅのネタバレレビュー・内容・結末

最初に違和感を感じた人間は途中で犯人じゃないのかなと思いつつ、やっぱり犯人だったというケースが多い。
でも、この作品は登場する主要のお客様全てが怪しくみえ、かつ連続殺人と思ったのが違うといった、二転三転する流れで飽きずに最後まで楽しめた。

最初の木村拓哉がホテルに登場するシーンでは、長澤まさみと木村拓哉、ホテルマンと警察官が見ている視点が違う表現がされていた。
事件解決後、再度ホテルに訪れるシーンでは周りのホテル客が仮面を付けているように見えるシーンがあった。
これは、作中で長澤まさみがいっていた「お客様の素顔を想像しつつも、皆見えない仮面を付けている。そして、それを尊重しなければいけない」
木村拓哉もホテルマンの仕事を通して、ホテルマンとしての視点をもてたからこそ、見えたのではないでしょうか。

ミステリーとしては微妙だが、妙に引き込まれるものがあった。
木村拓哉と長澤まさみのやり取りが魅力的で良かったのかな。