たま

ローマンという名の男 信念の行方のたまのレビュー・感想・評価

3.0
信念の持ち主でも、人間だから心が折れるとき、魔が差す時があるんだろう。
それにしても取り返しのつかない事をしてしまった。そして代償が大きすぎた。
信念だけでは生きて行けない世の中なのか……。
これは1970年代の映画?って思うようなファッションだったローマンがみるみる洗練されていく。
こんなローマンをデンゼルがコミカルに演じ、淡々と描かれているけど、これはかなり重いテーマ。コリン・ファレルはいかにも利益だけを追求する都会の弁護士という感じだったけど、次第にローマンを評価し変化していく。
ボランティアで活動する女性にも影響を与える。
ローマンの意思が次世代に受け継がれて行ったことが唯一の救いだった。
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