たま

グランツーリスモのたまのレビュー・感想・評価

グランツーリスモ(2023年製作の映画)
3.5
“夢を叶える”そんな人、世界にどれだけいるのだろうか?

“レーサーになりたい”って思っていた、ただのゲーマーがプロのレーサーに。
なかなか信じ難いストーリーだけど、実話。

「グランツーリスモ」という言葉も知らなかったし、NISSANがこんなにも関わっていたというのも知らなかった…
日本人も日本もいっぱい出てくる。

いくらゲームで、ドライビングテクニックを習得しても、実際には肉体にかかる負荷やマシーンの不具合、環境や路面の変化とか、現実には思いがけない事態がかなり起こりうるだろう。

それを克服するには、相当の苦労と努力ががあったのだろうと想像するし、ゲームとリアルとの違いをもっと知りたかったなぁというのが率直な感想。

でも、映画では内面の葛藤を多く描いてます。

ゲーマーを本物のレーサーにするGTアカデミーを作る、なんてクレイジーな発想を持った人がいたことも驚きだし、不可能だと思いながらも、可能性を信じて育成する元レーサー。
この2人のドラマでもある。ベテラン俳優たちの味のある(?)演技が光る。
デヴィッド・ハーバーが映画を席巻してましたね。

この映画はかなり創作の部分が多いと聞き、「そうだそうなんだぁ」という気持ちになってしまったけど、根幹の部分は実話なので、やはり驚くべきサクセス・ストーリーだなと思う。
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