カメラを止めるな！のnnmのネタバレレビュー・内容・結末

なるほどな～！冒頭ワンカットは初見に散々言われていたみたいだけど自分は期待値が高かったのでつまらんというよりかは不自然さが不気味さを際立たせているかんじだった。あと伏線回収される知識がはいっていたから念入りにみてしまったのもあったな。だからわりとこわかったんだけど、後半みるとぜんぜん印象かわった。この作品の評価は緻密な伏線回収にあるのかもしれないけど、そしてじっさいその点においてもかなり素晴らしいとおもったのだけど、主人公中心に登場人物たちの人間味みたいなものが醍醐味だなあと考える。自分のやりたいことを諦めなければいけない状況と、それでもやりたいことを貫こうとする意志と、それらに揺さぶられながらやりとげなければならない大変さが、コメディタッチで描かれている作品だとおもった。ディレクター？さん方、主人公の娘、主人公がそれぞれを表しているかな。割り切れることはなくて、結局なにかを諦めることは避けられないということを｢失敗もなく大成功でした！｣の言葉が表しているように、諦めと意志とが重なり合っている、そういう状態がリアルなんだろうなと考えさせられてしまったな。そういうメッセージをわたしは受け取りました。
後半に興奮させられたのはたしかにそうなんですが、期待値が高すぎたせいか、後半がはじまってすぐにそういうことかと理解してしまったので個人的にはすごくおもしろかったとは言い難い。でもよい作品だとおもう。また観たいな。