この夏に西洋美術館に行った。
僕は絵画はど素人だけど、たまには有名な画家の作品を(知ったかぶりして😻)鑑賞するのもいいものですね。
その中に、ゴーギャンのタヒチの作品もあった。
ど素人感想なんだけど、他作品と少し違った印象を持つ。
全体が大らかというか、モッテリと言うか、→表現が変ですみません(・_・;
ちょっと他の画家さんと違った感じを受けた。
そんなことで、映画そのものより、ゴーギャンのことが知りたくてレンタルしました。
で、結論としては、
ゴーギャンのことはそんなに分からなかったし、愛着というか、自分なりのゴーギャン像をこの作品から生むことは出来なかった。
本作で一番面白かったのは、エンディングの彼の絵画作品と本編のシーンが繋がったとき、
殆ど感心するとこがなかった映画だけど、ゴーギャンが描いている絵を画面上であまり見せなかったのは良かったかな。
さて、バリを捨て、いや捨てられ、タヒチへ旅立つ貧乏画家ゴーギャン。
その理由も家族に見捨てられるところも情けない大人像。
この世の楽園!タヒチで、テフラという若い娘と出会う。
そこから、一気に若返るゴーギャン!
天才画家というより、好きオヤジ?
で、想定通りの奈落の底へ。
天才芸術家の話によくあるタイプ。
いいんだよ、天才芸術家なんだから、人間性や生き方の計画性が皆無でも、
女や家族にめちゃくちゃでも、
ただ、一点、芸術、この場合は描くことに向かう時に狂気のようにのめり込むエネルギーが画面上に出ていれば!
でも、本作は肝心のこれが足りない!
天才画家、ギラギラした作家性が画面からは全く味わえなかった。
落ちぶれたラモスにしか見えなかった!