美しい狂気
世界随一のファッションデザイナーのレイノルズ・ウッドコック(下ネタ)はセレブ層に向けたドレス制作を行うが、服を作ることだけに熱心で他のことはからっきし。
ある日、田舎のレストランで出会ったアルマに興味を惹かれ自宅に招く。
一言で表すとめちゃくちゃ綺麗な音楽と衣装の中で繰り広げられる、男と女の上下関係を描いた映画。
美しい音楽と衣装に気を取られがちですが、この話の本質は関白宣言男VSヤンデレちゃん女なんだと解釈したらめちゃくちゃ面白かった。
ダニエル・デイ=ルイスの役は偏屈すぎかつ、年寄りのマザコンと夫にしちゃいけない男No. 1街道を突っ走っていますが、それに惹かれまた不満を抱くアルマの心情の変化はすごく普遍的で誰にでも当てはまる一面なんだなぁと改めて。
誰にでも通ずるすごく普遍的な男女関係のできごとを、１つ時代背景が古い上流階級で再現してみたらこうなるんだと思うと中々面白い映画だった。
