美しい画
美しい音楽
美しいドレス
年季を感じさせるフィルムの質感
そして恐怖と笑いを誘ってくる
主人公の名前がウッドコックであり、アンダーソン監督はジョナサン・デミにリスペクトを捧でいるため
ヒッチコックの『レベッカ』やジョサン・デミの『羊たちの沈黙』を私に想起させる。
そしてなんとなくだがルキノ・ヴィスコンティの『家族の肖像』に似たシーンもあった
主人公の完璧主義が次第に揺らいでいく様は見ていて滑稽であり、恐ろしくもある。
また終盤のキノコの調理シーンから紅茶を注ぐシーンもとても笑えて、恐怖を感じさせる。
美しく高貴なウッドコックは妻?愛人?のアルマという毒を食らうことで自分の世界観を変えていく宮崎駿のようなストーリー感かと思ったが終盤の演出をみる限り、妻がウッドコックを変えていくような愛を勝ち取るある意味サクセスストーリーなのでは?と感じた