Yukiko

デンジャラス・デイズ/メイキング・オブ・ブレードランナーのYukikoのレビュー・感想・評価

4.2
2018年12月27日 NHKBS放送
『デンジャラス・デイズ:メイキング・オブ・ブレードランナー』
         2007年制作

『ブレードランナー』の撮影ドキュメンタリー映画。
監督リドリー・スコットに対し、他の制作陣とうまくいって
なかった話。

映画の撮影景色は、以前撮影した別の映画のものを再利用したとか。
その際、分からないようにするために、雨を降らし、スモークを
炊いたとか。

ラストでレプリカントのロイが抱いていた鳩を飛ばそうとしたら、
雨のため、鳩は飛ばずに数歩、歩いて撮影カメラから消えたとか。

試写会で観た方々が内容がよく分からないと言うので、ハリソン・
フォードがナレーションの契約をしていたために、急遽、
ナレーションの説明を入れることになった。
が、リドリー・スコット監督は反対で、最後のナレーションを
入れる日にその場を欠席した。
ハリソン・フォードもやりたくなさそうだった。

リドリー・スコット監督がイギリスで撮影する方がやりやすいと
失言したために、その後の撮影時に、監督に抗議をするTシャツ
が配られた。これに対して、監督も反論するTシャツを着たとか。
でも、午後になると全員普段の服に変えたと。

レプリカントの女性が店のガラス窓に体当たりをする場面は、
代役を立てたが、うまく撮影ができず、男性が代わりの
代役で撮影したとか。スタイルが…!

柱が変だ!という監督の指示で、セットの建物の柱を
上下逆さまに変えたとか。冒頭場面。

スタッフが何人も辞め、出資者からのクレームやらで、
監督も残るスタッフも精神的にぎりぎりの段階の中での
撮影だったようです。

…などなど、目を見張るような内容のものが多かった。
公開時も最初はヒットしなかったとか?
しかし、口コミでDVDで大ヒット!

私は映画館で『ブレードランナー』観ましたよ。
覚えている箇所は、ラスト近くのロイとデッガードの
追いつ追われつの場面。
最後にロイが助ける場面が印象的。
これで、ロイのイメージががらっと変わりますよね。

リドリー・スコット監督のこだわり映画のおかげで、
このように映画で楽しみ、メイキングを観て楽しみ、
映画って本当に素晴らしい❤

ブレラン ブレラン~~🎵
Yukiko

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