rage30

68キルのrage30のネタバレレビュー・内容・結末

68キル(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

現金強盗を企てるカップルの話。

物語云々はともかく、セクシーな美女が拝めるので、それだけでも男性的には嬉しい映画でしたね。

ライザのドSでブッ飛んだキャラは面白かったし、バイオレット役にアリーシャ・ボーが出演しているのにもテンションが上がりました。
アリーシャ・ボーはインスタをフォローするくらい好きなので、そんな彼女のお色気シーンを見れただけでも、個人的には見た価値があったなと思います。笑

物語的には、美女に振り回されるヘタレ男子が描かれ、この手のクライムムービーにしては女性が主体的に行動するところが、大きな特徴と言えるでしょう。
男と女の力関係が逆転し、女性から自立する男性というテーマに帰着するのは、なかなかユニークでした。

ただ、主人公が中途半端に正義漢ぶるのが気になる部分でして。
ライザの人殺しを批判しておきながら、盗んだお金は自分のモノにするし、自分の脇の甘さからバイオレットを死なす始末。
彼がお金を放棄していれば、バイオレットも、トレーラーハウスの人々も、ライラもその兄も、死なずに済んだかもしれません。

そうした責任を一切取る事なく、自分だけ逃げおおせるラストにはモヤモヤするものを感じました。
せめて、お金もトレーラーハウスと一緒に燃やしていれば、もうちょっと気持ち良いラストになったと思うんですけどね…。
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